三国志 5巻のネタバレ有りレビュー

袁紹や曹操、孫堅といった主要人物たちが勢ぞろいする、ぜいたくな巻でもあります。

公孫瓚(こうそんさん)は劉備が戦果を挙げたにもかかわらず冷遇されていることに驚きます。ちなみに趙雲も公孫瓚に仕えていました。

袁紹は河北の雄ですが、後に帝を頂いて勢力を強めた曹操と対決し、官渡の戦いで敗れます。この頃から袁紹の世間体のみを重んじ、あるいは一方で先のことを考えずに孫堅を裏切るという器の小ささが見て取れます。

なにしろそのせいで孫堅が敗北したために自軍が敵に攻められそうになるというお粗末ぶりです。



一方、足軽と軽く見られながらみごとに戦局を打開した関羽の戦いぶりはみごとです。まあ、コーエーのテレビゲーム、三国志3あたりでいえば、関羽や張飛の武力は100(最高)近くありますから、当然ですが。

そして、その彼の活躍ぶりを間近でみた曹操。後に曹操は関羽に男惚れして、なんとか彼に心服されるように手を尽くすことになります。そのきっかけはこの場面だったかもしれません。


呂布

また、赤兎馬を駆って戦場を朱に染める天下無双の豪傑、呂布の戦いぶりも見られます。彼と関羽、張飛が戦うのもすごいですね。

呂布の主君である董卓は相変わらずの暴虐ぶり。民の暮らしなど考えずに都には火を放ちます。

曹操は機を逃すまいと長安に向かう董卓を追撃しますが、逆に李儒の謀にまんまと引っかかってしまいます。曹操もまた、敗北から多くを学んで成長していきます。そこが三国志の面白いところです。


李儒の作戦は、城をほとんど空にして曹操軍を油断させ、谷間におびきよせるというものでした。谷間は敵の計略がある可能性が高いので、本当なら斥候(せっこう。敵の有無や動向を探る偵察)を放って敵の備えがないか確かめるか、試しに小部隊を送り込めばよかったでしょう。

しかし、急いでいた曹操軍はそれをしませんでした。

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