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「20世紀少年」 とても続きが気になる名作

「20世紀少年」 とても続きが気になる名作

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人気漫画家、浦沢直樹による、科学冒険マンガです。先の読めないストーリー展開は絶品で、映画化もされました。


○あらすじ

ミュージシャンへの道をあきらめ、母とコンビニを経営するケンヂ。彼はふとしたことから、「ともだち」と名乗る人物率いる宗教団体のことを知る。

最初はこの団体にかかわりたくなかったケンヂ。しかし、ケンヂの子どもの頃の友達だったドンキーが殺されたことを知ったケンヂは、ともだちが自分の子どもの頃の仲間の誰かで、さらにともだちが恐るべき陰謀をたくらんでいることを突き止める。

ともだちはケンヂが子供のとき、友達と一緒に秘密基地で書いた「よげんの書」の内容を実行に移そうとしているのだ。

ケンヂはかつての友達だったオッチョ、モンちゃん、ヨシツネ、ユキジらにともだちの計画を明かし、それを阻止するために立ち上がった。


○感想・レビュー

最初に20世紀少年が映画化されるというテレビCMを観て、はじめてこの漫画のことを知りました(遅れてる?)。そして浦沢さんの漫画が面白いということは聞いていたので、早速1巻を読んでみると…もう止まりません!

続きが気になってしょうがないのです。こんなに続きが気になるマンガは初めてでした。そういうわけで1週間くらいで全巻読みました。

ちなみに23、24巻は「21世紀少年」というタイトルになっています。私は22巻を読み終わるまでこのことを知らなかったので、22巻を読んでいるときに「おいおい、もうページ数が少ないぞ。どうやって終わるんだ!?」と焦ったものです(笑)。

それにしても素晴らしいのはやはり先の読めない物語。いろいろな人物が登場し、また現在と過去とが交錯するのでなかなか複雑なストーリーです。

映画も第2作まで観ました。これだけの長い話を上手に3部にまとめてあり、また出演者の唐沢寿明、香川照之、石塚英彦など原作のイメージにぴったりで驚きました。

ただ、やはり映画の方はエピソードが原作よりもだいぶ少なくなっているので、原作のほうが面白いと思います。

とはいえ、映画の第3作(完結編)のラストは原作と違うそうですから、とても気になっています。


ともだちの正体

さて、この20世紀少年の最大の謎は、「ともだち」の正体です。この物語にはどんでん返しが何回も含まれているので、ともだちの正体を知りたいがために最後まで一気に読ませるのです。

ちなみに私はともだちの正体はたぶんあの人だろうと思っていましたが、当たりでした(ちょっと自慢)。

もっとも、浦沢さんはともだちの正体よりも、ともだちが生まれることになった背景などを読者に注目してもらいたかったそうです。

確かに、この作品には子供、思春期、そして夢をあきらめた大人というそれぞれの時代の悲哀を感じます。

ラストシーンには賛否両論あったようですが、私は余韻の残る良い終わり方だったと思います。

とても面白い作品でしたが、「伏線が回収されていない」「ヴァーチャルアトラクションが都合よすぎる」というような批判もあるそうです。

私もこの批判はその通りだと思う部分もあるのですが、作品全体を見ると、続きが気になってわくわくするという、傑作マンガだと思います。ぜひおすすめします。

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